「頑張りすぎてない感」を出すのが、実は一番テクニックがいるんです。現場で年間200人のメイクを担当していますが、「ナチュラルに見えて実は計算しつくしたメイク」が最も依頼の多いオーダー。デートメイクも同じですね。引き算をしながら、さりげなく盛るテクニックをお伝えしましょう。

デートメイクの大原則:「どこか1点を盛る」

プロのコツとして、デートメイクで大切なのは「どこか1点だけを主役にする」こと。目も唇もチークも全部盛ると「頑張ってる感」が出てしまいます。

  • リップ主役パターン:唇に色を持たせて、アイメイクは引き算
  • 目元主役パターン:アイメイクに力を入れて、リップはヌードカラー
  • ツヤ肌主役パターン:ベースで勝負。ポイントメイクはミニマルに

ステップ1:ベースメイクは「素肌感+ツヤ」

デートメイクのベースはツヤ肌が断然おすすめです。マットだとかしこまった印象になりすぎますね。

具体的な手順

  1. 保湿系下地で肌をしっとり整える
  2. ファンデーションスポンジで薄く。厚塗り厳禁
  3. 気になる部分だけコンシーラーでピンポイントカバー
  4. パウダーはTゾーンのみ。頬はパウダーなしでツヤを残す
  5. 頬骨の高い位置にクリームハイライトをのせる

撮影の時もそうですが、「肌がきれいに見える」だけで全体の印象が底上げされるんです。ベースに時間をかける価値は十分ありますね。

ステップ2:アイメイクは「抜け感」が鍵

デートのアイメイクで大事なのは「抜け感」。しっかりメイクしているのに、どこか力が抜けている。そんな印象がポイントです。

おすすめアイメイク

アイシャドウはブラウン系をベースに、1色だけアクセントカラーを入れましょう。

  • アイホール全体:ベージュ〜シャンパンゴールド(パール入り)
  • 二重幅・目尻:ミディアムブラウン
  • 下まぶた目尻1/3:同じミディアムブラウンをぼかし入れ
  • 涙袋:明るいベージュのパールを細く入れる

アイラインのコツ

アイラインはブラウンのリキッドで目尻だけ。まつげの間を埋めるインライン+目尻3mmくらいの延長が「やりすぎない」ラインですね。

マスカラ

ロングタイプのマスカラでまつげを長く。ボリュームタイプよりロングタイプの方がナチュラルに盛れますね。

ステップ3:リップ&チークは「同系色」で統一

プロのコツですが、リップチークを同系色にするだけで、メイク全体に統一感が出ます。

シーン別おすすめカラー

シーンリップチーク印象
カフェデート(昼)コーラルピンクピーチ親しみやすい
ディナーデート(夜)ローズ〜プラムローズピンク大人っぽい
アウトドアデートテラコッタオレンジベージュヘルシー
初デートピンクベージュソフトピンク清楚・好印象

リップの塗り方テク

「頑張りすぎない」リップの塗り方は、直塗りせず指でぽんぽんとのせること。輪郭をぼかすことで「ジュワッと色づいた唇」に仕上がりますね。

香りもメイクの一部

メイクと同じくらい大切なのが香り。つけすぎは禁物ですが、ほのかに香るくらいがちょうどいいですね。

  • 手首の内側に1プッシュ
  • ウエストに1プッシュ(立ち上がった時にふわっと香る)
  • 食事の場では控えめに。つけないという選択もアリ

メイク直しの持ち物

デート中のメイク直しは最小限で手早くがポイントです。

  • あぶらとり紙:テカリを押さえる(ティッシュでもOK)
  • プレストパウダー:Tゾーンのお直しに
  • リップ:食事の後は必ず塗り直す
  • ミスト化粧水:乾燥を感じたらシュッとひと吹き

よくある質問

Q. 初デートはナチュラルメイクがいいですか?

A. 「ナチュラルに見えるメイク」がベストですね。ナチュラルメイク=薄いメイクではなく、作り込んでいるのに自然に見えるメイクのこと。ベースにしっかり時間をかけて、ポイントメイクを引き算するのがコツです。

Q. 相手にメイクが濃いと思われたくないのですが...

A. 「どこか1点を盛って、残りは引く」のルールを守れば大丈夫です。全パーツを均等に盛ると濃く見えますが、1点だけなら「おしゃれ」に見えますよ。

まとめ

デートメイクの極意は「引き算」です。盛りたい気持ちを抑えて、どこか1点だけを主役にする。ベースはツヤ肌で素肌感を出し、リップとチークは同系色で統一。これだけで「ナチュラルなのに盛れてる」メイクが完成しますね。

えりのプロTips
雑誌の撮影でも「ナチュラルに盛る」は最難関のオーダーなんです。コツは「やりすぎたかも」と思ったら、スポンジで軽くぼかすこと。足すより引くことで、ちょうどいいバランスが見つかります。デートメイクも同じ。迷ったら引き算しましょう。