夏のメイク崩れ、諦めていませんか? 真夏の屋外撮影やガーデンウェディングなど、過酷な環境でメイクをキープしてきた経験から言わせてください。正しい手順を踏めば、真夏でもメイクは崩れません。汗・皮脂・湿気の三重苦に負けない「完全防御」のベースメイクをお伝えしましょう。

メイクが崩れる3つの原因

まず敵を知ることが大切ですね。夏のメイク崩れには3つの原因があります。

  1. 皮脂:Tゾーンを中心に皮脂が浮き、ファンデーションを押し流す
  2. :水分でメイクが溶ける。特に額・鼻周りが危険
  3. 湿気:空気中の水分でメイクがヨレる。梅雨〜夏が最も過酷

それぞれに対策が異なるので、層ごとにブロックしていくのがポイントです。

ステップ1:スキンケアで「崩れない土台」を作る

崩れないメイクは、スキンケアの段階で8割決まりますね。

洗顔後のスキンケア手順

  1. 収れん化粧水でTゾーンの毛穴を引き締める
  2. さっぱりタイプの化粧水を全体に。とろみ系は避ける
  3. ジェルタイプの保湿を薄く。クリームはNG(油分が崩れの原因)
  4. 5分以上待つ。スキンケアが肌に馴染んでからメイク開始

現場では「スキンケア後5分ルール」を徹底しています。焦ってすぐメイクに入ると、スキンケアの油分と下地が混ざって確実に崩れます。この5分が運命を分けますね。

ステップ2:下地は「部位別3種使い」

夏のベースメイクは化粧下地の使い分けが最重要です。

部位下地タイプ役割
Tゾーン(額・鼻)皮脂崩れ防止タイプ(シリコン系)皮脂をブロック
頬・フェイスライン保湿系+UVカット乾燥崩れ防止
小鼻・毛穴が気になる部分ポアプライマー毛穴をカバー

「全顔同じ下地」で済ませている方が多いですが、部位によって崩れの原因が違うので、使い分けるだけで持ちが格段に変わりますね。

ステップ3:ファンデーションは「薄く・密着」

ファンデーション厚塗りするほど崩れやすい。これは鉄則です。

崩れにくいファンデーションの塗り方

  1. 手の甲に少量出す(パール粒大)
  2. 湿らせたスポンジでトントンと叩き込む
  3. 1回目を薄く塗ったら1分待つ
  4. カバーが足りない部分だけ2度塗り
  5. スポンジの何もついていない面で全体を押さえる

「湿らせたスポンジ」がポイントです。水を含んだスポンジでファンデーションを塗ると、膜が薄く均一になり、密着力が上がりますね。

タイプ別おすすめ度

ファンデタイプ夏の崩れにくさカバー力おすすめ度
リキッド(マット系)高い高い最もおすすめ
パウダー中程度中程度お直し用として◎
クッション低い中程度夏は避けたい
スティック高いとても高い部分使いに◎

ステップ4:パウダーで「フタ」をする

夏のパウダーは2段階で入れるのがプロのテクニックです。

  1. ルースパウダーをパフで押さえる:Tゾーンと小鼻を中心に。しっかり密着させる
  2. ブラシで余分を払う:粉っぽさを取り、自然な仕上がりに

さらに崩れやすい方は、パウダー後にフィックスミストをシュッとひと吹き。膜を張ることでメイク全体を固定しますね。

崩れにくいポイントメイクの選び方

アイメイク

  • アイシャドウ:パウダータイプよりクリーム→パウダーの重ね塗りが崩れにくい
  • アイライン:ウォータープルーフのリキッドタイプ一択
  • マスカラ:ウォータープルーフ。夏はフィルムタイプだと溶けることがある

チーク

チークはクリームタイプをベースに塗り、上からパウダーチークを重ねる「サンドイッチ塗り」が夏の鉄板ですね。

リップ

リップはティントタイプが崩れにくいですが、乾燥しやすいのでリップクリームで保湿してからティント→通常のリップの順で重ねましょう。

崩れた時のお直しテクニック

どんなに完璧に仕込んでも、真夏は多少は崩れます。大事なのはお直しの方法ですね。

  1. あぶらとり紙で浮いた皮脂を押さえる(こすらない)
  2. ミスト化粧水をシュッとひと吹き
  3. スポンジで軽く叩いて馴染ませる
  4. 崩れた部分だけパウダーをのせ直す

上からファンデーションを重ねるのはNG。厚塗りの原因になります。

よくある質問

Q. 日焼け止めとメイクの順番は?

A. スキンケア→日焼け止め→下地→ファンデーションの順です。日焼け止め効果のある下地を使えば1つ省けますが、真夏は日焼け止めと下地は別にした方がいいですね。

Q. ウォータープルーフメイクはクレンジングが大変では?

A. オイルクレンジングで丁寧に落としましょう。部分的にポイントメイクリムーバーを使うと肌への負担が減ります。崩れないメイクは落とすところまで含めて完成です。

Q. インナードライ肌でも皮脂崩れ防止下地を使っていいですか?

A. Tゾーンだけに部分使いすればOKです。頬など乾燥しやすい部分は保湿系下地で。部位別の使い分けがインナードライ肌の方には特に重要ですね。

まとめ

真夏のメイク崩れは「スキンケアの仕込み」「下地の使い分け」「薄く密着するファンデ」「パウダーで蓋」の4層防御で対策できます。1つ1つは難しくないですが、全工程を丁寧にこなすことがポイントですね。今年の夏は崩れないメイクで、暑さに負けず過ごしましょう。

えりのプロTips
真夏のガーデンウェディングの撮影では、気温35度・直射日光という過酷な環境でメイクを持たせる必要があります。そんな現場で必ず使うのが「フィックスミスト」。メイクの仕上げにシュッと吹きかけるだけで、持ちが2〜3時間延びます。ドラッグストアで買えるものでも十分効果がありますよ。