この記事を書いた人:えり(30歳)
フリーランスのメイクアップアーティスト。年間200人以上のメイクを担当。メガネの方のメイクは別アプローチが必要だと、現場で強く感じています。メガネユーザーの方に向けた、レンズ越しでも映えるメイク術をお伝えしますね。

メガネの方のメイクは、裸眼やコンタクトの方とはまったく別のアプローチが必要です。フレームの形・色・レンズの度数によって目元の見え方が大きく変わるので、それに合わせたメイクを組む必要がありますね。撮影の現場でもメガネの方のメイクは毎回調整しています。

レンズが目元に与える影響

まず知っておいてほしいのが、レンズの度数でメイクの見え方が変わるということです。

近視用レンズ(凹レンズ)

  • 目が小さく見える:度数が強いほど顕著
  • アイメイクが薄く見えがち
  • 対策:アイメイクを普段より濃いめに

遠視用レンズ(凸レンズ)

  • 目が大きく見える:アイメイクが強調される
  • アイラインやマスカラのダマが目立ちやすい
  • 対策:アイメイクは薄めに、丁寧に
レンズ目の見え方アイシャドウアイラインマスカラ
近視(凹)小さくやや濃いめにしっかり引くカール+ボリューム
遠視(凸)大きくやや薄めに細く繊細にロングタイプ
度なし・弱度変化少通常通りフレームに合わせるお好みで

フレーム別メイクガイド

細フレーム・メタルフレーム

フレームの存在感が控えめなので、アイメイクで華やかさを出すのがポイントですね。

  • アイシャドウアイシャドウはしっかりグラデーションを作る。3〜4色使い
  • アイライン:目尻を少し延長して目を大きく見せる
  • :フレームに負けないよう、しっかりめに描く
  • おすすめカラー:ブラウン〜バーガンディ。温かみのある色味

太フレーム・セルフレーム

フレーム自体がアクセサリーのような存在感があるので、アイメイクは引き算が正解です。

  • アイシャドウ:単色〜2色のシンプルなグラデーション
  • アイライン:インラインのみでOK。目尻の延長は控えめに
  • :フレームの太さとバランスを取る。細すぎるとアンバランス
  • おすすめカラー:フレームの色に合わせる。黒フレームならグレー〜ブラウン

丸メガネ・ボストン型

柔らかい印象のフレームには、メイクもソフトにまとめましょう。

  • アイシャドウ:パステル系やピンクブラウンが相性抜群
  • アイライン:ブラウンでナチュラルに
  • :ゆるやかなアーチ眉。フレームの丸みとリンクさせる

スクエア・ウェリントン型

シャープな印象のフレームには、きちんと感のあるメイクが合いますね。

  • アイシャドウ:ブラウン〜カーキ系でクールに
  • アイライン:目尻をやや上げ気味に引くと知的な印象
  • :直線的なストレート眉。角のあるフレームと相性◎

メガネ×眉メイクの黄金ルール

眉メイクはメガネメイクの要です。フレームとのバランスが全体の印象を決めますね。

3つの黄金ルール

  1. 眉の太さ ≒ フレームの太さ:太フレームには太めの眉、細フレームには細めの眉
  2. 眉のカーブ ≒ フレームのカーブ:丸フレームにはアーチ眉、四角フレームにはストレート眉
  3. 眉の色 ≒ フレームの色:黒フレームにはダークブラウン、茶フレームにはライトブラウン

鼻パッド跡対策

メガネユーザーの悩みとして多いのが鼻パッドの跡。ファンデーションが取れて跡がつくのを防ぐコツがあります。

  • 鼻パッドが当たる部分に皮脂崩れ防止下地を重点的に塗る
  • その上からパウダーをしっかり押さえる
  • ウォータープルーフのコンシーラーで跡がつきにくくする
  • お直し用にスティックコンシーラーを持ち歩く

リップ&チークのバランス

メガネで目元にボリュームがあるので、リップチーク引き算が基本です。

  • 太フレーム:リップはヌードカラー〜シアーな色味。チークは薄く
  • 細フレーム:リップに色を持たせてもOK。チークも適度に
  • カラーフレーム:フレームの色と喧嘩しないリップカラーを選ぶ

よくある質問

Q. メガネの時もアイラインは引くべきですか?

A. フレームの存在感によりますね。細フレームなら目力を補うためにしっかり引いてOK。太フレームならインラインだけでも十分です。フレームがアイラインの代わりになるイメージです。

Q. メガネとコンタクトでメイクを変えるべきですか?

A. 変えるべきですね。メガネの日はフレームに合わせたメイクを。オンライン会議の日はメガネの反射にも気をつけましょう。

Q. メガネのレンズが曇ってメイクが見えにくいのですが...

A. 曇り止めを使うのが一番ですが、メイクの観点からはマスク着用時はアイメイクに力を入れるのがおすすめ。見える部分(目元+眉)で勝負しましょう。

まとめ

メガネメイクは「フレームとの調和」が全てです。フレームの太さ・形・色に合わせてアイメイクと眉を調整し、リップとチークで全体のバランスを取る。レンズの度数による見え方の変化も考慮して、メガネ込みでトータルコーディネートする意識がポイントですね。

えりのプロTips
撮影現場でメガネの方のメイクをする時は、必ずメガネをかけた状態で最終チェックをします。外した状態では完璧に見えても、かけると印象が変わるんですね。自宅でもメイクの最終確認はメガネをかけた状態で鏡を見ること。この習慣を持つだけで、メガネメイクの精度がグッと上がりますよ。