「お風呂上がりにかゆくなる」「すねが粉をふく」——冬場に限らず、こういったお悩みを持つお客さんがサロンにはたくさんいらっしゃいます。ヘアケアのプロとして髪を見ていると、肌の乾燥がひどい方は頭皮も乾燥していることが多いんです。今回はボディの乾燥対策について、Q&A形式でお答えしますね。

Q1. なぜ肌が乾燥するの?原因は?

肌の乾燥には主にこんな原因があります。

  • 洗いすぎ:ボディソープの洗浄力が強すぎる、ゴシゴシ洗いすぎ
  • お湯の温度:42度以上の熱いお湯は皮脂を洗い流す
  • 保湿不足:お風呂上がりに何も塗らない
  • 空気の乾燥:エアコン、暖房の使用
  • 加齢:30代以降は皮脂分泌量が減少

サロンでお客さんに聞くと、「熱いお湯で長風呂してます」という方がすごく多いんです。気持ちはわかりますが、お湯の温度は38〜40度が理想ですよ。

Q2. ボディクリーム・ミルク・オイル、何が違う?

タイプテクスチャー保湿力おすすめの方
ボディクリームこっくり・重め高い重度の乾燥肌、冬場の保湿に
ボディミルクさらっと軽め中程度軽度の乾燥肌、べたつきが苦手な方
ボディオイルオイリー高いマッサージと兼用したい方
ボディローション水っぽい・軽い低め夏場の軽い保湿、さっぱり派
ボディバター固め・濃厚非常に高いひじ・かかとなど部分使い

わたしのおすすめは、全身にはボディミルク、乾燥が気になる部位にはクリームを重ね塗りする方法。全身にクリームだと量も多くて大変なので、メリハリをつけるのがいいですよ。

Q3. どんな成分を選べばいい?

保湿成分

  • セラミド:肌のバリア機能を補強。乾燥肌の方にイチオシ
  • ヒアルロン酸:水分を抱え込む力が強い。表面の保湿に
  • シアバター:天然のエモリエント成分。しっとり長時間保湿
  • ワセリン:水分の蒸発を防ぐフタの役割。最後に塗ると効果的
  • 尿素:角質を柔らかくする。ガサガサのかかとやひじに

避けたい成分(敏感肌の方)

  • アルコール(エタノール):肌の水分を奪いやすい
  • 合成香料:刺激になることがある
  • 着色料:肌に不要な成分

Q4. 効果的な塗り方は?

これ、お客さんに伝えると「知らなかった!」と言われることが多いんです。

  1. お風呂上がり5分以内に塗る:肌がまだ湿っている状態がベスト
  2. 手のひらで温める:クリームを手のひらで広げて体温で温めてから塗る
  3. 下から上へ塗る:リンパの流れに沿って、足首→太ももの方向で
  4. こすらず押さえる:ゴシゴシ塗り込まず、ハンドプレスで浸透させる
  5. 特に乾燥する部位は重ね塗り:すね、ひじ、かかとは二度塗りを

Q5. かゆみがあるときはどうすればいい?

かゆみは肌のSOSサインです。まずは以下を試してみてください。

  • かゆい部分は掻かずに冷やす(冷たいタオルを当てる)
  • ボディソープを低刺激タイプに変える
  • お湯の温度を下げる(38〜40度に)
  • セラミド配合のクリームでバリア機能を補う
  • 改善しない場合は皮膚科を受診

サロンでも「最近頭がかゆくて」というお客さんに、ボディの乾燥も聞いてみると「全身かゆい」という方が多いんです。頭皮も肌の一部なので、全身の保湿ケアが大切ですよ。

Q6. 入浴剤も保湿に効果ある?

あります。セラミドやホホバオイル配合の入浴剤は、浸かるだけで全身が保湿されるので、ボディクリームが面倒な方にはおすすめです。ただ、入浴剤だけでは不十分なので、保湿クリームとの併用がベストですよ。

季節別の保湿ケア

秋冬(10〜3月)

乾燥が最も厳しい季節。ボディクリーム+ボディオイルの重ね使いがおすすめ。特にすね・ひじ・かかとは念入りに。

春夏(4〜9月)

べたつきが気になる季節はボディミルクやローションで軽めにケア。エアコンの乾燥も侮れないので、保湿は年中必要なんです。

よくある質問

Q. 毎日塗らないとダメ?

A. 理想は毎日ですが、難しければせめてお風呂上がりだけは塗る習慣をつけてみてください。特に冬場は毎日のケアが重要です。

Q. 顔用の化粧水をボディに使っていい?

A. 使えますが、顔用はボディ用より高価なことが多いので、ボディには専用品を使った方が経済的ですよ。

まとめ

乾燥肌のボディケアは「洗いすぎない」「すぐ塗る」「セラミドを補う」の3つが基本。お風呂上がり5分以内の保湿を習慣にするだけで、かゆみや粉ふきはかなり改善するはずです。ハンドクリームと合わせて、全身の保湿ケアを見直してみてくださいね。手元・首元のエイジングケアも合わせて読むと、より効果的ですよ。

朋子のサロンメモ
わたしはサロンワークで1日中手を使うので、ハンドクリームはもちろん、ボディクリームも毎晩欠かしません。お客さんにも「髪だけじゃなく全身ケアしてね」とお伝えしています。外側のケアは全部つながっているんです。